微店(ウェイディエン)や閑魚(シェンユー)で欲しい商品を見つけて、アカウントも作成した。ところが、購入手続きの「お届け先」で手が止まってしまった——日本から中国のECサイトを利用するとき、最初につまずきやすいのが住所です。
中国のECサイトは、中国国内への配送を前提に作られています。そのため、日本の住所をそのまま登録しても、商品が日本まで届くことはほとんどありません。
この記事では、日本の住所が登録できない理由と、中国国内の受け取り先を用意して日本へ転送する具体的な方法を解説します。
- 微店・閑魚のお届け先は、中国の行政区画(省・市・区)を前提とした入力フォームになっている。
- アカウント登録は日本の携帯番号でも可能。決済にはアリペイの実名認証が必要。
- つまずくのは配送。出品者・ショップの多くは中国国内への発送にしか対応していない。
- 対処法は、中国国内の転送倉庫を「お届け先」に指定し、そこから日本へ転送すること。
- 117MARTなら転送手数料無料・入庫費1件100円・入庫後60日間の無料保管で利用できる。
微店・閑魚で日本の住所が登録できないのはなぜ?
理由はシンプルです。中国のECサイトは、中国国内の住所体系を前提に作られているからです。
お届け先フォームが「中国の住所」前提になっている
中国のECサイトのお届け先の入力は、省・市・区(日本の都道府県や市区町村にあたる区分)を選び、そのあとに番地や建物名を入力する形式が一般的です。日本の都道府県にあたる選択肢はありません。郵便番号は6桁、電話番号は中国の携帯番号(1で始まる11桁)を前提とした入力欄になっています。
番地や建物名の欄に日本の住所を書き込んだとしても、行政区画の選択が合わないため、配送先として使えません。
出品者・ショップの多くが中国国内発送のみ
閑魚は中国国内の個人間取引が中心のサービスです。出品者の多くは国内への発送を前提としており、日本への国際発送には対応していません。微店のショップも同様で、海外発送に対応している店舗は限られています。
住所の問題と配送範囲の問題が重なって、「日本からは買えない」状態になっているわけです。逆に言えば、この2つの壁を越えられれば、日本からでも購入できます。
「登録できない」のは、アカウントではなくお届け先
ここは混同しやすい点です。微店・閑魚とも、アカウント自体は日本の携帯番号でも登録できます。行き詰まるのは、購入時の「お届け先」の登録です。「登録できない」と感じたときは、どの段階で止まっているのかを整理してみてください。
| 項目 | 中国のECサイトの前提 | 日本の住所を入れると |
|---|---|---|
| 行政区画 | 省・市・区から選ぶ | 都道府県が選択肢にない |
| 郵便番号 | 6桁 | 7桁で桁数が合わない |
| 電話番号 | 中国の携帯番号(1で始まる11桁) | 日本の番号は形式が合わない |
| 配送範囲 | 中国国内が基本 | 日本への直送には対応していない |
登録・決済・配送は、それぞれ別の話
日本から中国のECサイトを利用するときのハードルは、大きく3つに分かれます。まとめて「無理」と判断する前に、どこで止まっているのかを一つずつ見ていきましょう。
| ステップ | 日本のユーザーの場合 |
|---|---|
| アカウント登録 | 日本の携帯番号でも登録できる |
| 決済 | アリペイの実名認証(パスポート)が必要 |
| 配送 | 中国国内の受け取り先が必要(ここが最大の壁) |
登録と決済は、自分で済ませられる人も少なくありません。残るのが配送です。そして配送の問題は、「中国国内の受け取り先」を用意することで解決できます。
日本の住所を中国語に訳せば登録できる?
「日本語の住所を中国語に翻訳して入力すればよいのでは」と考える方もいます。しかし、翻訳しても問題は解決しません。
お届け先フォームは行政区画の選択が前提で、日本の住所を翻訳しても省・市・区の選択肢には当てはまりません。さらに、出品者・ショップが日本への国際発送に対応していなければ、住所が正しく入力できても商品は届きません。国際配送の手配は、住所の入力とは別の話です。
必要なのは、住所の翻訳ではなく「中国国内の受け取り先」です。
中国国内の「受け取り先」は、具体的にどこ?
中国国内の受け取り先として使えるのが、転送サービスの倉庫です。商品をいったん倉庫で受け取り、そこから日本へ国際発送します。
倉庫の住所は、転送サービスに会員登録すると案内されます。商品を購入するときは、その住所を微店・閑魚のお届け先として入力します。自分で中国に行ったり、中国の知人を頼ったりする必要はありません。
この仕組みなら、出品者が中国国内発送のみに対応していても、商品を日本で受け取れます。国内の配送として倉庫に届き、そこから先の国際発送は転送サービスが手配するためです。
対処法は「中国国内の受け取り先」を用意すること
117MARTの転送サービスを使う場合の流れは、次のとおりです。
| STEP | やること |
|---|---|
| 1 | 117MARTに会員登録する |
| 2 | 案内された中国国内の倉庫住所を確認する |
| 3 | 微店・閑魚で商品を購入し、お届け先に倉庫住所を指定する |
| 4 | 出品者・ショップから倉庫へ商品が届く(入庫) |
| 5 | 国際送料を支払い、日本への発送を依頼する |
倉庫を経由すると、なぜ日本に届くのか
出品者・ショップから見ると、発送先は中国国内の倉庫です。国内の配送として扱われるため、日本への国際発送に対応していない出品者でも問題ありません。
倉庫に届いたあとは、117MARTが日本までの国際発送を手配します。複数のショップで購入した商品も、倉庫でまとめて1つの国際便にできます。
ポイントは、商品選びと購入は自分で行い、日本への発送だけを117MARTに任せられることです。自分のアカウントで購入したい方に向いています。購入そのものを任せたい場合は、購入代行という選択肢もあります。
微店と閑魚で、注意点は違う?
どちらも中国国内の住所が必要という点は同じですが、発送の仕組みには違いがあります。
- 微店:店舗(ショップ)が商品を発送します。発送方法や追跡の有無は店舗ごとに異なります。
- 閑魚:個人間の取引のため、発送方法は出品者によって異なります。梱包や発送までの日数も一定ではありません。
たとえば、微店で購入したぬいぐるみを倉庫に送り、同じ時期に閑魚で見つけたアクリルスタンドも倉庫に送る。2つが入庫したら、まとめて日本へ発送する——という使い方ができます。
閑魚では、出品者が着払い(到付)で発送する場合があります。着払いの荷物を倉庫で受け取る場合は、受取手数料として1便につき10人民元、加えて運賃の実費がかかります。着払いで届くことが事前に分かっている場合は、発送の指示を出す前に担当者へお知らせください。
閑魚で購入した商品を日本へ送る手順は、閑魚の転送サービスの使い方で詳しく説明しています。
よくある勘違い
- 「購入代行を使わないと日本に送れない」:購入を自分で行える方なら、転送サービスだけを利用できます。商品の購入は自分で、日本への発送だけを任せる形です。
- 「倉庫に送ると送料が高くなる」:複数の商品を倉庫でまとめれば、1件ずつ国際発送するより送料を抑えられます。入庫費は1件100円、国際送料はまとめたあとの重量で計算されます。
- 「中国語ができないと使えない」:倉庫住所は中国語で案内されますが、そのまま入力すれば済むため、自分で中国語の住所を作る必要はありません。
117MARTの転送サービスで使える料金と条件
転送サービスの主な料金と条件は、次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 転送手数料 | 無料 |
| 入庫費 | 1件100円(中国国内の追跡番号ごとに計算) |
| 保管 | 入庫後60日間は無料。60日を超える場合は100サイズ箱あたり100円/日、最長120日 |
| まとめ発送 | 発送の指示を出す前にすべての商品が入庫していれば、1つの国際便にまとめて発送できる |
| 入庫時の写真 | 1枚無料(商品内容の概要をお伝えするもので、検品ではない) |
| 検品 | 有料。希望する場合は内容を確認のうえ見積もり |
| 国際送料 | 商品の重量・発送方法によって変動 |
国際送料は商品の重量や発送方法によって変わるため、最新の料金は転送サービスページでご確認ください。
配送先を倉庫にするときの注意点
- 案内された倉庫住所をそのまま入力する。宛名や電話番号も含め、内容を変えずに使ってください。
- 発送の指示を出す前に、すべての商品が入庫している必要がある。指示を出したあとに届いた商品は、その便に同梱できません。
- 液体物・電子製品・食品・機械部品・金属製品・武器形の玩具などは、事前に相談する。発送できない商品もあります。
- 中国国内で起きたトラブルは、自分で対応する必要がある。転送サービスは商品の購入を代行しないため、欠品・不良・配送トラブルは出品者・ショップとのやり取りになります。
- 保管期限に注意する。入庫後60日間は無料ですが、超えると保管料が発生します。保管できるのは最長120日です。
よくある質問
Q. 日本の住所を登録して、日本へ直接送ってもらえますか?
多くの場合、難しいのが実情です。閑魚は中国国内の個人間取引が中心で、出品者の多くは国内発送のみに対応しています。微店も同様です。日本へ送るには、中国国内の受け取り先が必要になります。
Q. 微店・閑魚は日本の携帯番号でも登録できますか?
登録自体は可能です。ただし、決済にはアリペイの実名認証(パスポート)が必要になります。
Q. 倉庫住所はどこで確認できますか?
117MARTの会員登録後に案内されます。案内された住所を、そのままお届け先として入力してください。
Q. 中国語で住所を入力する必要がありますか?
117MARTの倉庫住所は中国語で案内されるため、そのまま入力する形になります。日本の住所を自分で中国語に訳す必要はありません。
Q. 複数のショップで買った商品をまとめて送れますか?
はい。発送の指示を出す前にすべての商品が入庫していれば、1つの国際便にまとめて発送できます。入庫費は1件100円×件数、国際送料はまとめたあとの重量で1回分です。
Q. 購入代行を使わず、転送だけ利用できますか?
はい。商品の購入は自分で行い、日本への発送だけを117MARTに任せられます。
まとめ
微店・閑魚で日本の住所が登録できないのは、中国のECサイトが中国国内への配送を前提に作られているからです。住所の翻訳では解決せず、必要なのは中国国内の受け取り先です。
117MARTの中国国内倉庫を「お届け先」に指定すれば、購入は自分で、日本への発送だけを任せられます。転送手数料は無料、入庫費は1件100円、入庫後60日間は無料で保管します。
はじめての方は「本当に自分で買えるのか」と不安になるかもしれません。まずは欲しい商品のURLを送って、日本へ送れるかどうかを確認するところから始めるのがおすすめです。
微店での購入手順は「微店(ウェイディエン)の買い方完全ガイド」、閑魚の登録から購入までの流れは「閑魚(シェンユー)の使い方完全ガイド」で解説しています。あわせてご覧ください。
中国の住所入力で迷ったら、117MARTにご相談ください
「この商品は日本へ送れる?」「倉庫を配送先に指定する手順を知りたい」——購入前のご相談は無料です。商品のURLまたは画像をお送りください。
※本記事は2026年10月時点の情報です。各サービスの仕様・料金は変更される可能性があります。