「中国のフリマアプリって、日本のメルカリみたいに使えるの?」「どのアプリでグッズを探せばいいの?」——中国ECの代行をしていると、こんな質問をよくいただきます。中国には日本のメルカリ・ラクマに相当するアプリがいくつもありますが、得意分野も決済も配送の仕組みもそれぞれ違います。
この記事では、日本人が中国ECで買い物する前提で知っておくべき代表的な5つのフリマ・中古取引アプリを、規模・得意ジャンル・注意点つきで解説します。
- 中国のフリマアプリは5強:閑魚(総合力No.1のC2C最大手)、微店(ハンドメイド・谷子ショップ)、得物(鑑別付きのスニーカー・潮流)、小红书(SNS型・新興の個人売買)、千岛(二次元・谷子専門)
- 日本人の用途で最も使い勝手がいいのは閑魚と微店。どちらも中国語・決済・配送の壁があるため、実務的には代行の併用が現実的です
- 中古3Cで広く知られていた转转は2025年9月に個人間売買(C2C)を終了し、プラットフォーム自身が買取・検品・再販売を行う方式へ移行したため、今回はおすすめから外しました。個人から直接買う形が残っている注目株が、2026年に個人売買機能を始めた小红书です
①閑魚|圧倒的規模の中国最大フリマ
②微店|ハンドメイド・谷子ショップの宝庫
③得物|「鑑別」付きで安心のスニーカー・潮流
④小红书|SNS型の新興フリマ「個人売買」
⑤千岛|谷子・潮玩専門の二次元取引所
5アプリ比較一覧表
シーン別|どれを選ぶべき?
日本から使う場合の共通注意点
どのアプリも代行なら日本向けにそのまま使える
①閑魚(シェンユー)|圧倒的規模の中国最大フリマ
- 運営:アリババグループ(Alipayと連動)
- 規模:登録ユーザー6億人超、月間利用者約2億人(中国メディア報道ベース)
- 得意:中古・希少グッズ全般、二次元グッズ、限定品
報道によれば、閑魚ではアニメ・ゲーム・推し活などの趣味系ユーザーだけで約1億人が取引しており、日本でいう「メルカリ+オタクマーケット」に近い存在です。出品量が膨大なため、公式ショップで売り切れた限定グッズや中古品を探すならまず最初にあたるべきアプリです。
強み:品揃えが圧倒的/価格は交渉次第で下がる/Alipayの信用体系で取引補償がある
注意:取引は中国語前提/出品者との価格交渉が前提の文化/日本の電話番号での登録は可能だがアカウントが制限・凍結される例が多い。凍結すると閲覧しかできなくなります
閑魚の探し方・登録・購入までの実践手順は、「閑魚(シェンユー)の使い方完全ガイド」で画像つきで解説しています。メルカリとの違いが知りたい方は「閑魚とメルカリはどこが違う?」もあわせてどうぞ。
②微店(ウェイディエン)|ハンドメイド・谷子ショップの宝庫
- 運営:微店(Weidian)——個人店主向けのショップ開設プラットフォーム
- 規模:中国のハンドメイド・ファングッズ流通の定番
- 得意:手作り品(捏捏・ぬいぐるみ・ドール服)、ファンサークル系グッズ
微店は「フリマ」というより、個人ショップが集まったモールに近い形態です。運営元が個人店主の出品手数料を0.6%程度に抑えていることもあり、スクイーズ(捏捏)やぬいぐるみの「メーカー」的な個人作家が数多く出店しています。
人気ショップは予約販売(预售)が基本で、手作り品は届くまで15日〜3ヶ月待つこともあります。安くて掘り出し物が多い一方、アプリ内でショップを探すのはやや難しく、多くの買い手はSNSやファンコミュニティで知ったショップに直接アクセスします。
強み:手作り・限定品の独自性/ショップを「フォロー」して新作を追える
注意:予約品の納期は長め/日本向け直接配送は基本的にない
微店の登録・探し方・実際の注文手順は「微店(Weidian)の買い方完全ガイド」で、スクイーズ(捏捏)ショップの探し方は「微店の捏捏ショップ紹介」で詳しく解説しています。
③得物(ドゥーウー)|「鑑別」付きのスニーカー・潮流
- 運営:上海の得物信息集団(2015年創業、元「毒App」)
- 得意:スニーカー、アパレル、時計、潮玩、3Cデジタル
得物最大の特徴は、購入した商品が一度プラットフォームの鑑別センターに送られ、真偽と状態を確認されたうえで鑑別証書つきで届く「先鑑別、後発貨」(鑑別してから発送)の仕組みです。偽物が心配なスニーカーやブランド品を買う場面で中国で最も選ばれている方式で、2026年8月には日本を含む海外直邮も始まっています(対象商品は拡大途上)。
強み:鑑別による真偽保証/市場価格がひと目でわかる
注意:鑑別手数料の分、最安とは限らない/取り扱いが高額品中心のため、代行経由のまとめ集運では紛失・破損時のリスクが大きい。高額ブランド品は海外直邮・直接購入のほうが向くケースが多いです
④小红书(シャオホンシュー)|SNS型の新興フリマ「個人売買」
- 運営:行吟信息科技(2013年〜、SNS+ECの複合プラットフォーム)
- 規模:月間利用者約3億人(報道ベース)
- 得意:ファッション・コスメ系の中古、「今っぽい」トレンド品
转转が個人間売買(C2C)から撤退する一方(現在は買取・検品・再販売をプラットフォーム自身が行う方式に集約)、2026年に中古・閑置品の個人売買へ本格参入したのが小红书です。もともと投稿ベースのSNSで、新しく加わった「快捷售賣(個人売買)」機能では、開店も保証金も不要で、投稿に商品を直接掲載して、プラットフォーム内で取引を完結できます。出品手数料は1件あたり0.6%と閑魚並みに低く、「二手闲置(中古・閑置品)」関連投稿の閲覧数は20億を超えています。
SNSの投稿を見ているうちに商品に出会える「発見型」の買い方ができるのが最大の特徴です。写真映えする商品が多く集まるため、ファッション系中古や流行りかけの掘り出し物を探すのに向いています。
強み:閲覧中に掘り出し物に出会える/出品コストが低い
注意:個人売買機能は始まったばかりで、閑魚ほど取引の保証体制が成熟していない/出品は条件を満たしたユーザー向け/取引は中国語前提
※なお中古3Cの转转は、2025年9月に個人間売買を終了しました。事業自体は継続しており、現在はプラットフォーム自身が商品を買取・検品して再販売する方式に集約されています。ただ「個人出品者から直接買う」買い方はできなくなったため、今回はおすすめ5選から除外しています。
⑤千岛(チェンダオ)|谷子・潮玩(チャオワン=潮流玩具)専門の二次元取引所
- 運営:潮玩族(2019年、WeChatミニプログラムから発展)
- 規模:ユーザー約3,000万人(報道ベース)
- 得意:谷子(グッズ)、徽章、トレカ、ぬいぐるみ、手办(フィギュア)
千岛は、二次元グッズの取引に特化した「二次元版の小さな得物」と呼ばれるアプリです。あんスタや第五人格(Identity V)、マイリトルポニー(小马宝莉)などの人気IPごとにコミュニティがあり、出品中のグッズのリアルタイム相場がわかる「図鑑・価格検索」と、プラットフォーム保証つきの個人間取引がセットになっています。
出品側の手数料は月間販売額1万元以内は無料で、買い手・売り手とも取引のハードルが低いのが特徴です。相場を判定したうえで出品できる、鑑別つきの委託販売(寄售)の仕組みもあり、偽物混入への対処も進んでいます。閑魚と比べると規模は小さいものの、「特定IPのグッズをいくらで買うべきか知りたい」場面では最も使いやすいアプリです。
強み:グッズ相場の可視化/IPコミュニティ/少額取引の手軽さ
注意:二次元・潮玩以外の品揃えはほぼない/取引は中国語前提
K-POP関連のグッズなら、ファン向け公式ECの「一直娱(イージーユー)」という選択肢もあります。
5アプリ比較一覧表
| アプリ | ジャンル | 形態 | 日本向け配送 | 日本人の利用 |
|---|---|---|---|---|
| 閑魚 | 中古・希少グッズ全般 | 個人間(C2C) | なし(出品者による) | 登録可だが凍結リスクあり |
| 微店 | 手作り品・谷子ショップ | 個人ショップ(C2C店舗型) | なし | 登録・購入可(決済は中国向けが中心) |
| 得物 | スニーカー・アパレル・3C | 鑑別付きプラットフォーム | 海外直邮(日本含む・2026年8月開始) | 海外直邮の条件は拡大中 |
| 小红书 | ファッション系中古・閑置品 | SNS投稿+個人売買(C2C) | なし | 閲覧可・取引は中国語前提 |
| 千岛 | 谷子・トレカ・ぬいぐるみ | 個人間+コミュニティ | なし | 閲覧可・取引は中国語前提 |
※各アプリの仕様・手数料・配送対応は変更されることがあります。利用前に公式情報をご確認ください。
シーン別|どれを選ぶべき?
日本から使う場合の共通注意点
① 基本は中国語前提
5つのアプリとも公式の日本語対応はありません。閑魚の価格交渉のようなやり取りには中国語が必要で、出品者の返信も中国語です。刀(値下げ交渉)など取引で使われるスラングは、「閑魚専門用語辞典」にまとめています。
② 決済はAlipay / WeChat Payが中心
日本発行のクレジットカードがそのまま使えるケースは限定的です。Alipayの国際版なら日本のカードを登録できる場合もありますが、閑魚・微店の個人間取引では中国国内向けの決済が基本になります。
③ 国内配送が基本=日本への「ラストワンマイル」問題
閑魚・微店・千岛・小红书の商品は、基本的に中国国内の住所にしか発送されません。日本までの国際配送は、出品者・ショップが個人である以上、依頼しても応じてもらえないことがほとんどです。この「中国国内では買えるが日本に届かない」という構造が、後述の代行を利用する最大の理由です。
④ 関税・消費税の発生に注意
日本に届く時点で課税価格に応じて関税と消費税がかかります。計算方法は「関税がいくらかかる?」で解説していますが、具体的な税額は最終的に税関が決定するもので、代行事業者が事前に確定することはできません。
どのアプリも、代行なら日本向けにそのまま使える
上の5つを見てわかるように、日本人にとっての壁は「アプリの使い方」そのものより言語・決済・配送の3点に集約されます。117MARTのお買い物代行なら、この3つをまとめて引き受けます。
・閑魚・微店・小红书・千岛、いずれのアプリの商品もお取り扱い可能(得物のような高額ブランド品は紛失・破損リスクの観点から、事前のご相談が必要です)
・商品リンクが共有できない場合も、スクリーンショット+出品者名で見積もり可能
・日本円の銀行振込でのお支払い
・中国国内倉庫でまとめて受け取り、国際配送で日本へまとめて発送
料金・流れの詳細は「お買い物代行とは?」ページでご確認ください。まずはお探しの商品のリンクやスクリーンショットをお送りいただければ、総額込みのお見積もりを無料でご案内します。
よくある質問
※本文中のユーザー規模・手数料等の数値は、中国メディアの報道・各社公開情報に基づく概数です(2026年8月時点)。アプリの仕様は予告なく変更されることがあります。