「中国版インスタグラム」と紹介されることの多い小红书(シャオホンシュー)。実は2025年、アプリの画面下のメニューに買い物専用タブ「市集」が新しく設けられ、SNSを眺めながらそのまま買い物ができるECプラットフォームへと急成長しています。
手作り作家さんの作品、日本ではなかなか見つからない二次元グッズ、中国の小さなブランドの商品——そういう「探しても見つからないもの」が集まっているのが小红书の特徴です。スクイーズやぬいぐるみ、推し活グッズを探している方にとっては、無視できない存在になりつつあります。
この記事では、小红书とは何か、「市集」で何が買えるのか、そして日本から購入したいときの方法と注意点を解説します。
- 小红书は月3億人以上が使う中国最大級のライフスタイルSNS。海外では「RED」の名前でも知られています
- 2025年8月、アプリの下部ナビに買い物専用タブ「市集」が登場。SNSで見つけた商品をそのまま買える仕組みが整いました
- 手作り・二次元グッズ・小規模ブランドの商品が豊富。「日本の通販サイトにないもの」に出会えるのが魅力です
- 日本からの利用には「言葉・決済・配送」の3つの壁 → 自分で登録して転送を組み合わせる(上級者向け)か、購入代行に頼る(手軽)の2択です

小红书(シャオホンシュー)とは?
小红书は、2013年に上海で生まれたライフスタイル共有型のSNSです。ファッション、コスメ、グルメ、旅行といった「暮らしの写真や動画」を投稿・共有するサービスで、日本では「中国版インスタグラム」と呼ばれることが多いですね。海外向けの名称は「RED」で、App StoreやGoogle Playでは「rednote」という名前で配信されています。
日本ではまだ馴染みが薄いかもしれませんが、2025年1月にはアメリカのTikTok騒動をきっかけに大量の海外ユーザーが流入し、アメリカやイギリスのアプリダウンロードランキングで1位になったこともあります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開始 | 2013年(上海) |
| 月間利用者 | 約3億人以上(中国メディア報道による数値) |
| ユーザー層 | 女性が約7割。ECで購入するユーザーの約7割が1995年以降生まれのZ世代 |
| 使われ方 | 「買う前に小红书で検索」という使い方が定着。1日あたり約1.4億回の商品検索が行われると報じられています |
| アプリ名 | rednote(App Store / Google Play) |
日本との関係で意外なのは、日本発のトレンドがこのSNS経由で動くことがあるという点です。たとえばバッグブランドLegato Largo(anelloと同じ会社が展開)の「肩楽」シリーズは、2025年初頭に小红书上で投稿が1万件以上拡散され、「大阪で買うべきバッグ」として話題になりました。心斎橋の店舗では1日に1,500個以上売れたと発表されています。中国人観光客の間での流行が、こうしたSNSから始まっているのです。
「市集」とは?——2025年にできた買い物専用タブ
市集(シージー)は、中国語で「市場」を意味する言葉です。2025年8月、小红书はアプリ下部のナビゲーションにこの「市集」を新設し、SNSと買い物をひとつのアプリで完結できるようにしました。
市集のページは、商品リンク付きの投稿、ライブ配信、商品カードが混ざった2カラムのフィードになっていて、「探して買う」というより「眺めているうちに出会って買う」——市場やフリマをぶらつくような感覚で買い物ができるよう設計されています。
主な機能は次の3つです。
- 市集直播(ライブ配信):ショップやバイヤーのライブ配信を見ながらその場で購入できる
- 买手橱窗(バイヤーのショーウィンドウ):「買手」と呼ばれる、品揃えに定評のあるセレクターが選んだ商品が常に並んでいる
- 新品首发(新作の先行発売):新作や限定品がいち早く並ぶ
売る側のハードルも下がっています。2025年9月からは、ショップの売上が100万元(約2,000万円)に達するまで手数料が無料になる「百万免傭計画」が実施され、個人作家や小さなブランドが続々と参加しています(いずれも中国メディア報道による数値)。プラットフォーム全体でもECの取引額は2025年に4,000億元(約8兆円)を突破したと報じられており、SNSでありながらECとしても急拡大中です。
市集では何が買える?
小红书で強いのは、大量生産品よりも「作り手の顔が見える商品」です。代表的なジャンルは次のとおり。
- ハンドメイド(アクセサリー、雑貨、小物など)
- スクイーズ(捏捏)、ぬいぐるみ、ドール服
- 推し活・二次元グッズ(缶バッジ、アクリルスタンドなど)
- 中国のコスメ・スキンケア
- オリジナル服飾・小規模ブランド
- インテリア・生活雑貨
とくに二次元・手作り好きの日本人読者に関係が深いのが、中国のファンの間で定番になっている「小红书で見つけて、閑魚や微店で買う」という流れです。小红書には「種草(ジョンツァオ)」という言葉があり、これは「草の種をまく」、つまり投稿を見て「欲しい」という気持ちにさせることを意味します。小红书はその“種まき”の最大の拠点で、実際に商品を見つけた人が別のアプリ・ショップで購入する、という使い方が定着しています。
微店との違いをひとことで言えば、微店が「お店」を集めたモールであるのに対し、小红书は「作品や世界観を発信する場所」です。特定の作家さんのお店で買うなら微店、作家さんの発信を見ながら出会いを楽しむなら小红书、という使い分けになります。微店の買い方の詳しい手順は「微店(Weidian)の買い方完全ガイド」で解説しています。

なぜ日本の通販サイトでは見つからない商品が多い?
小红书の商品が日本の通販サイトにほとんど出てこないのは、次の理由によります。
- 出品者の多くが個人や小規模事業者で、そもそも日本向け販売の前提がない
- 商品ページも説明文も中国語。日本語対応のショップはほぼ存在しない
- 中国の小众(ニッチ)ブランドは、海外向け販売を行っていないことが多い
さらに2026年には、個人どうしで中古品・遊休品を売買できる機能(快捷售賣)も始まりました。出品手数料が1件0.6%と低く、開店も保証金も不要なことから、個人の手軽な売買が広がっています。ただし、取引は中国語前提で、保証の仕組みも閑魚(中国最大のフリマアプリ)ほど長い歴史はない点には注意が必要です。
日本から小红书の商品を購入できる?——3つの壁
結論から言うと、閲覧は誰でもできますが、購入には壁があります。
| 壁 | 実態 |
|---|---|
| 言葉 | 日本語表示はなし(簡体字中国語・繁体字中国語・英語から選択)。出品者とのやり取りも中国語が前提 |
| 決済 | 支払いは中国国内向けの決済(Alipay・WeChat Payなど)が中心 |
| 配送 | 配送先は基本的に中国国内のみ。2026年に始まった海外向けの公式越境EC「Redshop」も、対象はアメリカ・イギリス・シンガポールなどで、日本は含まれていません(2026年9月時点) |
この3つの壁をどう超えるかで、日本からの買い方は次の2通りに分かれます。
方法① 自分で登録して購入する(上級者向け)
アプリは日本からもインストールできます。App Store / Google Playで「rednote」を検索し、国番号を+81(日本)にして、日本の携帯電話番号でSMS認証すれば登録できます。表示言語は英語に設定できるので、「見るだけ」なら意外と楽しめます。
ただし実際に購入するには、中国向けの決済手段が必要で、配送先には中国国内の住所(転送サービスの倉庫住所など)を指定することになります。言葉・決済・転送をすべて自分で回す必要があるため、中国ECにすでに慣れている方向けの方法です。中国のフリマ・ECアプリ全体の比較は、「中国のフリマアプリおすすめ5選」でまとめています。
方法② 購入代行を利用する(手軽)
言葉・決済・配送の壁をまとめて解決するのが購入代行です。流れはシンプルです。
- 買いたい商品のリンク、またはスクリーンショット+出品者名を117MARTに送る
- 商品代金・中国国内送料・国際送料・手数料を合わせた総額の無料見積もりを受け取る
- 内容を確認して、日本円でのお支払い
- 中国国内の倉庫で荷物を受け取り、国際配送で日本へ発送
微店・閑魚・小红书など複数のアプリ・ショップで頼んだ商品を、中国国内の倉庫でまとめて受け取り、国際発送を1回にまとめられるので、送料を大きく抑えられるのがメリットです。
手作りショップには、発売開始から数秒で売り切れる人気作家さんの予約販売もあります。この種の「秒単位の予約販売を確実に取りに行く」ことは、どの代行でも確実にお約束することはできません。確保できないお約束で長くお待たせするよりも、まずは商品が実際に入手できるかどうかの確認から、ご一緒させていただくのが誠実だと考えています。
微店・閑魚との違いは?——どれを使うべき?
最後に、日本の方向けによくある3アプリの使い分けをまとめます。
| アプリ | 特徴 | こんな方に |
|---|---|---|
| 小红书 | SNSで見つけてそのまま買える。手作り・ニッチブランドに強い | 眺めていて「出会いたい」方 |
| 微店 | 個人ショップのモール。スクイーズやドール服のお店が集まる | 特定の作家さんを応援したい方 |
| 閑魚 | 中国最大のフリマ。中古・絶版グッズの品揃えが最大級 | 絶版グッズ・お買い得品を探す方 |
いずれのアプリの商品も、117MARTの代行ならそのままお取り扱いできます。
よくある質問
Q1. 小红书は日本から登録できますか?
できます。App Store / Google Playで「rednote」を検索してインストールし、国番号を+81にして日本の携帯番号でSMS認証してください(090・080など、番号の最初の0は省いて入力します)。
Q2. 日本語で使えますか?
いいえ、システム言語は簡体字中国語・繁体字中国語・英語のみで、日本語には対応していません。投稿本文の自動翻訳機能もないため、読むには翻訳アプリの併用が現実的です。
Q3. 日本への直接配送はありますか?
基本的にありません。2026年に始まった公式の越境EC「Redshop」も、対象地域はアメリカ・イギリス・シンガポールなどで日本は未対象です(2026年9月時点)。日本で受け取るには、転送サービスか購入代行の利用が必要です。
Q4. 個人売買(中古品)は安全ですか?
プラットフォームを介した取引ですが、歴史が浅く、出品者とのやり取りは中国語が前提です。日本のメルカリ以上に自己責任の幅が広い点はご理解ください。不安な場合は、代行経由でスタッフが確認したうえでご案内します。
Q5. 代行にはどうやって頼めばいいですか?
商品リンク、またはスクリーンショット+出品者名をお送りいただければ、総額込みの無料見積もりをご案内します。お支払いは日本円の銀行振込、商品は中国国内の倉庫でまとめて国際発送します。詳しい流れは「お買い物代行とは?」をご覧ください。
Q6. 関税はかかりますか?
商品が日本に到着する時点で、課税価格に応じて関税と消費税がかかる場合があります。計算の考え方は「関税がいくらかかる?」で解説しています。具体的な税額は最終的に税関が判断するものです。
まとめ:小红书は「発見して買える」新しい入り口
小红书は「中国版インスタグラム」と呼ばれるSNSから、市集の登場によって「見つけて、そのまま買える場所」へと進化しつつあります。手作りや二次元グッズ、ニッチブランドの商品という、日本の通販では出会えないラインアップが最大の魅力です。
一方で、言葉・決済・配送の壁は日本からでは自力で超えにくいもの。スクリーンショットを送るだけで見積もりが受けられる代行を使えば、小红书での「あの商品」も無理なく日本で受け取れます。
この記事のユーザー数・取引額・手数料などの数値は、中国メディアの報道・各社公開情報に基づく概数です(2026年9月時点)。アプリの仕様・料金は予告なく変更されることがあります。